INTÉRIM - インテリムのショールカラーカーディガン
■素材
ヴィンテージに極めて近い理想的な質感を求め、
国内の梳毛糸に特化した獣毛紡績によるウール80% / リサイクルナイロン20%のニット糸を使用。
ぎゅっと密度の詰まったこの素材は、独特のハリとボリューム感のがあり、繊維の中に空気を多く含むことから高い保温性も期待できる素材です。
■デザイン
アメリカの30年代ヴィンテージのショールカラーカーディガンから着想した一着。
当時手横や手編みで作られていたと考えられるカーディガンのユニークな編み地使いをヒントに、随所にヴィンテージの仕様を取り入れました。
当時のカーディガンらしい縦長のシルエットを生かし、アウターとして着られるたっぷりとしたボリュームに仕立てています。
編み地はこれまでのINTERIMのマシンニットの中でもローゲージな3GGを採用。
一着あたり1.5kg近い糸をかけて、度目を詰めながら編み立てました。
前立てには中心にかけてふくらみのある2つ穴の本水牛ボタンを採用しています。
■メモ
本作の製作にあたって、国内のニット工場の中でも随一とされる80代の超ベラランのニット職人に作製を依頼しました。
精巧且つ、極めて目の詰まった編み地は職人技の成せるところ。
残念ながらこの冬、職人の引退を以て、ニット工場は廃業となるそうです。
現在に於いての国産ニットの高いクオリティを、是非この作品を通して体感ください。